ゴツプロ!『阿波の音』感想

広告
基本情報
  • 収録日:2019年1月(WOWOWにて視聴)
  • 会場:本多劇場
  • 公式サイト:第四回公演 「阿波の音」 | ゴツプロ!公式サイト
  • 脚本:竹田新、演出:山野海
  • 出演:塚原大助、浜谷康幸、佐藤正和、泉知束、津田恭佑、山本啓之、熊田健大朗、谷口就平、風間八、かなやす慶行、渡邊聡、44北川

阿波おどりをモチーフに男たちの物語を展開。徳島出身の主人公、横山武一は戦後、命からがら戦地から地元に帰る。しかし、母親はすでに亡くなっていた。田舎に見切りをつけて東京に出た武一は、そこである男に出会う。

WOWOW

2015年12月小劇場界で長年活躍する男性俳優のみで結成されたゴツプロ!。
海外公演にも力を入れており、『阿波の音』は2019年1月、2月に東京・大阪・台北で上演されています。
脚本の竹田新は演出の山野海さんのペンネームです。

広告
広告

感想

サイトなどで事前に導入あらすじの説明があまりなかったので、しばらくどんな話かついていけずにいました。
職人さんたちが皆同じ服を着て、皆やや木場の職人風?に男くさい?感じなので、だれがだれかちょっとわかりにくかったのもあります。

ということで、ざっくり話をまとめてみますと、

木場の材木問屋に働く男たちの物語。主人公が親方に拾ってもらって働く材木問屋には、小さいころから職人たちに育てられてきた息子、同じく徳島出身の主人公の幼馴染、癖のある経理担当や格闘家上がりの職人などが集い、木場を盛り上げるイベントとして阿波踊りを踊ろうと皆で練習をしている。主人公の過去がわかるにつれて、不穏な空気が流れるなか事件が起こり・・・

木場の昔ながらの材木問屋は(阿波踊りもともに)廃れていったけど、息子の友人たちが現在の高円寺阿波おどりにつながり、あの親方や職人さんたちもそれぞれの人生をつないでいってるんですね。それを阿波踊りの力で表現。最後に出てきた連の皆さん、一緒に踊る役者たち、ラストシーンは圧巻でした。

主人公の泉知束さん(ですよね?)が、いい味出してました。もうこの役柄にぴったり。ちょっと呆けたような顔をするそんな雰囲気が主人公のそうやって生きてくるしかなかったそれまでを自然に思い起こさせます。

テレビで見たので、映っているところだけしかわからずですが、会話の中心でない人もみな自然に演技をしているのが流石ベテランさんたち!ですね。

ゴツプロ!のYoutubeチャンネル

コメント ご質問や情報提供、ご意見などお気軽に!

タイトルとURLをコピーしました