実際に行った新国立劇場小劇場の行き方、見え方、お勧め座席

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基本情報

1997年秋に開場した現代舞台芸術のための国立劇場。
オペラ、舞踊(バレエ、ダンス)、演劇の3部門からなり、それぞれ芸術監督のもと、世界水準の公演を制作・上演するとともに、できる限り多くの観客に届けることとアーティストの育成に努めています。
オペラハウス、中劇場、小劇場を有するうち、小劇場のご紹介です。

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概要:新国立劇場小劇場ってどんなところ?

国立の劇場ならでは、観劇チケットやパンフレットが安く、バリアフリー対応も充実しています。
他ではなかなかできないようなチャンレンジ企画が多く、例えば役者全員をオーディションで決めるフルオーディション企画は毎年のようにやっていますし、2023/24シーズンのシェイクスピアの2話連続上演、『デカローグ』の十篇の完全舞台化もとても面白そうです。ウェブサイトでは過去の公演を調べられる公演記録データベースがあります。

アクセス:最寄り駅は?歩いて行ける?

京王新線の初台駅中央口直結です。看板に沿って行けば本当に近く、3分くらい?といったところでしょうか?東口はオペラシティにつながっています。
駅からの行き方はアクセスページに写真付きで詳しく載っています。バリアフリールートもあります。

また、渋谷駅、新宿駅西口やハチ公バスなどのバスでも最寄りに行けます。
・渋谷駅←→初台駅
・渋谷駅←→中野駅
・渋谷駅←→阿佐ヶ谷駅
・渋谷区役所←→笹塚駅循環
・新宿駅←→中野倉庫
・新宿駅←→中野駅
こちらもアクセスページにバス停位置もわかりやすく載っていますので、バス便をご検討の方は是非ご確認ください。

駅直結の地下から行った場合は、このような階段とエスカレーターのあるところに出ます。右のエスカレーターを上ると中劇場やオペラハウス方面、小劇場は、左の短い階段を上ります。左手に見える青い壁のほうが入り口です。

劇場側から見るとこう。水があって大きな柱で天井が高く気持ちよい空間です。休憩時間にはチケットを見せてこちらで気分転換することもできます。

一方、1階からメインの入り口を入った場合は、入ってすぐを右手から地下に降りていきます。

施設:トイレやロッカーは?

ロビー・概要

こじんまりとしていますが、カフェもあり、休憩できる椅子もいくつかあります。

トイレ

女子トイレは2階に5室、1階に9室ありました。
並びはしますが、休憩時間中で十分間に合います。

ロッカー

中劇場、小劇場にはありません(オペラハウスのみ(返却式))。
荷物を預けたいときはクロークに預けることになります。
クロークは地下の小劇場の外や、1階の中劇場・オペラハウスに向かう通路にあります。

手荷物入れ袋

コートやバッグをしまって床に置くことのできる袋がありました。
バッグは床に置く想定で行きますが、コートやストールなどは膝の上に置くしかなかったところ、こういう心遣いは嬉しいですね。

飲食

劇場内にカフェがあります。ビールやコーヒー、ハーゲンダッツなどの甘いものもありました。
テープで区切られていてチケットの確認が必要な劇場の外扱いになっていたかと思います。

託児サービス

公演日は限られていますが、1週間前の予約で託児サービスが使えます。

バリアフリー

バリアフリー情報はこちら
観劇サポートがある公演もあります。詳細はこちらのページに詳しくあります。

座席:キャパ、見え方はどんな?おすすめは?

1・2階で400席~468席 座席表はこちら

エンドステージやセンターステージなど様々な形状にできますので、公演ごとに席の配置や数が違います。
基本的には1階がA席で2階がB席、2階の見えにくい席がZ席になることが多いようです。
公演ごとに座席表が発表になりますので、各公演情報ページで確認してください。
座席の番号の降り方がわかりにくいので、チケットを取るときは必ず座席表と照らし合わせることをお勧めします。

Z席という激安席があります!

さて、新国立劇場で特徴的なのが、当日販売のZ席。
公演当日朝10:00から、新国立劇場Webボックスオフィスおよびセブン-イレブン端末で発売されます。席数は少ないですが、まあまあ手に入りそうです。なにより当日現地で並んだりしなくてよいのは最高ですね。
しかも1650円と安い!!
そもそも新国立劇場のチケットは割安なのですが、1650円はすごいですよね。
見えにくくさはもちろんあるでしょうが、この金額が年齢関係なく変えるのは感動です。
もちろん学生割引や高齢者割引もあります。

エンドステージの座席について

1階席

1列目から段差はありますが、高さはあまりありません(2段あっても高さが低いようです)。また格子配置になります。前後は広めで左右も狭くはないですが、なんといっても前の人の頭かぶりがきついです。
前の席が女性だったとしても舞台前方は見えないかな。
下記に詳細を書きましたが私は前がやたら姿勢をよくする長身男性だったため舞台の半分が何も見えず、せっかく興味深い演目の多い劇場なのに、これだけ見えないと見えないことに悶々としてしまって芝居も頭に入ってこず、本当につらかったです。こればかりは当日の運もありますが、ただでさえ女性は見えないことが多いので、この劇場の場合は、私は通路脇席限定にするかもしれません。
せめても千鳥にしてほしいですね。

座席にクッションがありましたので、椅子でお尻や体が痛くなることはありませんでした。

2階(バルコニー)席

2階席は座席のクッションが1階席よりもしょぼいです。
また、座席は固定で正面を向いていますので、舞台の方向を見ようとすると、首だけ曲げるような感じになるので、それも含めてかなり体はバキバキになります。
また、手すりが思いっきり舞台上を横切ります。
それでも、金額がかなり安いので、納得というところです。
1列しかなくて後ろを気にしなくてよいので、クッションを持ち込むのはありかもしれません。

観に行った公演

『デカローグ』予定

散々見えにくいと文句を言いつつフルセット取ってます(笑)セット券は新国立劇場ボックスオフィスへ電話して購入します(半日くらい電話がつながらなかった!)。とにかく見えなくなることがつらいので、担当の方と話しながらかなり前のほう&通路脇を取りましたがどうなることか?時間が短いのでダメな席でもまだ耐えられるかな。昼夜公演とまとめて取っているのですが、結構空き時間ありそうですねえ。

『エンジェルス・イン・アメリカ 第二部』2023年5月25日(木)夜公演

1階D1列(9列目)センターブロック。
良い位置の席だ!と喜んでいたのですが…
前の席がかなり背(座高?)の高い男性で、隣に座る男性より15cmは高く(つまり段差0ってことですよねえ、舞台見下ろすのに)、もうそうなってしまったら何にも見えないです!これもうお金とっちゃダメでしょ!って言いたくなるくらい何にも見えなくてひどくて、途中の休憩時にスタッフに言おうかどうしようかものすごく悩んだくらいです(しかも4時間だし)。
実は空席もいくつかあったのですが、ついてなさすぎる…まあスタッフさんに言ったとしても、お金払って別の席買うくらいしかしようがないかなと思ったので諦めたのですが、こういうの言ってみた方っていらっしゃいます?ほかの劇場ではクッション貸してくれるところもあるようなのですが(しかも後ろの席もみんな)。

『エンジェルス・イン・アメリカ 第一部』2023年5月21日(日)昼公演

2階席で、場所は劇場内の中央くらいの位置でした。
前方だと見切れが出るから後方のほうが良いのかなと悩みましたが、前方がZ席、中方、後方がB席となっていたところ、B席は中方でも見切れは全くありませんでした。柵はがっつり舞台上を横切ります。
Z席の位置は公演によって違うようなのですが、この公演は確かに前方のほうが見切れが起きやすいのかなと思います。ともあれ価格を考えたら納得です。

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劇場・会場
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この記事を書いた人
マイレポシアター

夫と猫と暮らす50歳を過ぎて舞台にはまり始めたにわか演劇ファン。
もともと洋画好きだったのですが、最近日本のドラマや舞台もどんどん見るようになりました。ほかの趣味は一口馬主、ゴルフ、フィギュアスケート観戦、温泉など。身長159cm(座席見え方のご参考に)。体重5.9kg(猫)。東京在住。
先日病院で「肥満」と言われてしまったので(猫)ダイエットしなくてはなりません…7/20:5.7kg→10/26:4.9kgになりました!だいぶハードなダイエットしてしまいました。目標達成したのでご飯の量をちょっと戻しキープ中。ダイエットフードはお腹を下しやすいようなので合うものに変更しました。

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